住宅を建築する際の工法として、2×4工法(ツーバイフォー工法)や2×6工法(ツーバイシックス工法)という名称を聞いたことがある方も多いかもしれません。
でも実際、「2×4工法ってなに?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね。
今回は、この工法の種類について説明していきます。
ぜひどういう住宅を作りたいかをイメージしながら、読んでみてくださいね。
住宅を建築する際の2×4工法ってなに?:工法の種類について
工法の種類については、何種類か存在しますが、まずは日本古来より伝わる伝統的な工法として、木造軸組在来工法があります。
日本で昔から建てられてきた工法ということもあり、日本らしいデザインを引き出すことができる工法と言われています。
木造のため、火には弱いと思われがちですが、そのようなことは決してなく、太い樹木は燃え尽きるまでにはかなりの時間を要します。
反面、シロアリなどの害虫には弱いこと、湿気で腐敗してしまうこと、工期が長いこと、職人の力量や使う材料によってバラつきが出ることが難点でした。
その後、19世紀に普及したのが、2×4工法です。
木の間柱と合板等の板材で壁を作り、壁同士で建物を支えるため、地震などに強い構造であることが特徴です。
さらに材料寸法や釘が規格化されていることでコストダウンにつながり、職人の力量によるバラつきが少なく済むようになりました。
ただし、材料が規格化されていることから、壁に大きな窓を開けるなどはできず、デザイン性では一歩劣ります。
2×4工法は38㎜×89㎜の木材で構成されたフレームに、合板を打ちつけたパネルを壁として使いますが、この枠材をより厚い2×6材(38㎜×140㎜)にすることで強度を高めたのが2×6 工法と呼ばれます。
住宅を建築する際の2×4工法ってなに?:採用の決め手はどういう住宅を作りたいか
このように、木造住宅にはいくつかの工法がありますが、実際に家を建てる時にどの工法を採用するかは、どういう住宅を作りたいかによります。
先に述べたとおり、デザイン性を重視する場合には、木造軸組在来工法を採用すれば、建築パターンは無限大と言えるでしょう。
また、建物の増改築の際にも利便性が高いと言え、将来にリノベーション工事などを検討する可能性があれば、木造軸組在来工法に利点があります。
一方で、コストの削減や耐震性、耐風性、気密性や遮音性を重視する方であれば、パネルを組み合わせていく2×4工法や2×6工法がおすすめです。
また、工期を短く終えたい方は、建築前に材料を大量生産し、それを建築現場で組み立てる方式の2×4工法や2×6工法が向いているでしょう。
まとめ
住宅の工法の種類について、理解を深めることができたでしょうか?
木造軸組在来工法や2×4工法は、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ご自身がどういう住宅を作りたいかをしっかり吟味し、予算や工期、将来の見通しなども明確にした上で、ハウスメーカーと工法を選択することが大切です。
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